融資を受けることは難しいことなのか?
不動産投資をする方は、銀行から融資を受けるケースがほとんどですが、その融資が通るかどうかは審査の結果次第です。「銀行から融資を受けることは難しいこと」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は銀行側もお金を貸したいのです。特に医師という職業は融資資金を効果的に集めることができるため、積極的に利用していきたいものです。
今回は、不動産投資の資金を確保するために銀行を利用する方に向け、銀行が見ている評価基準についてご紹介します。
銀行が重視しているポイント
銀行から融資を受けたい場合は、事前の審査として書類を提出し、その後に面談という形式になります。これは融資担当者が顧客側の「粗探し」をしているのではなく、支払い能力が十分にあると思える「プラスとなる情報」を探しています。評価の仕方は大きく分けて2つ。「積算評価法」と「収益評価法」というものです。
「積算評価法」は、これから利用したい「土地の価格」と「建物の現在の価格」を割り出し、その合計額の7割程度を融資評価額とするものです。
「収益評価法」は、収益の出る物件から回収が見込めるキャッシュフローを借入れの原資として融資金額を決めていくという方法です。家賃収入と空室率を掛け、そこから経費などを引いた数値を出します。
これら2つの評価を算出し、評価の低いほうを基準として融資金額を決定しているのです。
医師が審査に強い理由
不動産購入時には「個人属性」というものも評価の一部にあります。この個人属性というものは職業、年齢、収入、金融資産などが判断基準にあり、医師・弁護士・会計士・税理士などの職業は個人属性のランクの最上位に値します。金融機関によりけりですが、年収の高い外資系企業の会社員では融資額は年収の10倍程度が上限といわれている中で、医師ならば年収の25倍程度まで融資を受けることができるのです。不動産の話だけに留まらず、医師は個人でクリニックを開業をする際も開業資金を難なく借りることができるため、いかに医師が銀行からの信頼されているかが分かりますよね。
まとめ
「医師」という肩書きは、こういった資金調達の際にも大きなアドバンテージになります。資金調達を十分に行えることで満足のいく不動産投資をする近道になりますよね。
また、医師の立場ならば、さまざまな金融機関から融資を受けられるチャンスに恵まれるため「この融資は自分にとってどれだけ得なプランか」という見方でローンを選ぶことも可能です。この恩恵を最大限に発揮し、不動産投資に活かしてみてはいかがでしょうか。