不動産投資マガジン

医師の不動産投資基礎知識:不動産投資の「種類」について

2017.02.26
不動産投資 , 用語

医師の不動産投資基礎知識:不動産投資の「種類」について

不動産投資というと物件を購入して居住者を募り、その家賃収入が利益となるイメージが強いかと思います。ですが実際は不動産投資にもさまざまな種類があり、家賃収入以外の利益を得ることができるのです。今回は、医師が不動産投資を始める上で知っておきたい不動産投資の「種類」についてご説明します。

種類1: 現物不動産投資

マンションの一室、あるいは一棟を購入し、そこに居住者を募集して家賃収入を得る形式が「現物不動産投資」です。一般的にもっともイメージしやすい不動産投資がこの形式です。
実際に投資家自身が物件を購入するため初期投資額は数千万円を超えることが一般的ですが、銀行からの融資を受けることが出来れば更に大きな物件を購入することもできます。
医師という職業は金融機関の信頼を得やすく、医師だからこそ選択できる不動産投資でもあります。
しかし管理費や修繕費などの経費が多額になりやすいリスクがあります。医師だからと現物不動産ばかり勧める管理会社もあるため、ご自身の利害をよく考えて判断しましょう。

種類2: 小口化不動産投資

個人ではなかなか投資することができない「億」を超えるような物件への投資を、複数の投資家が共同出資する投資方法です。不動産会社が投資家たちに資金を募り、そのお金で大きな物件を購入します。そしてその不動産会社が物件を管理し、得た収益を投資家に分配する、というものが小口化不動産投資です。
小口化不動産投資では複数の投資家が同じ物件に投資する形式をとり、さらに運営に関しては不動産会社が行うことが一般的です。分配金として投資家に割り当てられる金額は現物不動産投資に比べて少なくなりますが、運営に関するリスク回避を不動産会社が行うため、現物不動産投資よりもローリスクローリターンな点が特徴といえるでしょう。

 

医師の不動産投資基礎知識:不動産投資の「種類」について

 

種類3: 証券化不動産投資

証券化不動産投資は、小口化不動産投資のように投資家が物件を共同所有する投資方法です。小口化不動産投資と大きく違う点は、資産を「証券」として保有するところです。これにより「売却時の流動性が高い」ことや「少額からスタートできる」というメリットがあります。
このため物件を購入するというよりは、株式投資のように自分の資金に応じてどれだけ購入するかを検討することができ、株式でいう「配当」のように「分配金」を得ることで収入を確保していきます。

リスクとリターンを考慮した適切な投資を

一口に医師が不動産投資をするといっても、独立開業の費用や養育費など新たな資産形成を目指している方や、既にある資産を守るためにリスクを最小限に節税を考えている方など、人によって投資戦略はさまざまです。今回取り上げた投資の種類はリスクとリターンの大きさが異なります。不動産投資のパートナーを選ぶ際は、それぞれの種類が持つ特徴をきちんと説明してくれる管理会社にしましょう。

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